しゅうくりー夢 Vol.64 |
ラストシーンはわたしに |
|
|
STORY: |
元新進気鋭の演出家「澤村夏彦」は、 今は亡き天才演出家「稲川幸朗」の再来と呼ばれることを忌み嫌い、
稲川の影を払拭するために、周りの反対を押し切り海外公演を行った。
結果は惨敗。失意の澤村を救ったのは、新人女優「ショーン要」だった。
澤村はショーンを主役に新作を構想し、日本での再起を図ろうとした。
しかし、帰国した澤村を待ち受けていたのは、とんでもない誤報だった。
澤村夏彦の新作のヒロインは、50代の無名女優、「要紫苑」!
世間はこのニュースで大騒ぎ。
澤村はマネージャー兼制作の「柊 寿美」を呼びつけた。
「要紫苑って誰だよ。俺が言ったのはショーン要だ。 聞き間違いにも程があるだろ!」
「聞き間違えたのはわたしじゃありません。母です」
「稲川先生の奥様が?…」
紗枝によれば、「要 紫苑」とは、 かつて稲川にその才能を見出された新人女優だった。
紫苑さんの復帰のためならばと、スポンサーも買って出た。
海外公演で莫大な赤字を出した澤村に選択の余地はなかった…
迎えた稽古初日。
大物女優気取りで傍若無人に振舞う紫苑に振り回される出演者たち。
果たして無事に幕は開くのか?…
なぜ稲川は紫苑に惹かれたのか?
なぜ澤村はショーンに惹かれたのか?
|
時代を超えた女優たちの恋の物語をご堪能あれ |
|
|
|
|